子宮全摘出術は、筋腫の症状を治療するという意味では確実な方法です。しかし、子宮を喪失したり、輸血などのリスクが高いなども欠点もあります。
子宮動脈塞栓療法では栄養を送っている動脈を閉じて、子宮筋腫を小さくすることが可能です。子宮を残したまま、症状の改善を図ることができるのです。
子宮動脈塞栓療法は、フランスで1990年頃にスタートした治療であり、世界ですでに5万人以上の患者が治療を受けています。この手術では、まず局所麻酔をしてから、太ももの付け根にあるの動脈へ細い管を挿入します。
その後、X線で子宮動脈まで細い管を通してから、動脈の中に詰め物をしてふさいでしまうのです。 これだけで、子宮筋腫を小さくしてしまえるのです。外見上には、太ももの付け根に5mmくらいの傷が残るだけです。
海外においては、日帰りのケースも行われているほどダメージが少ない手術とされています。日本で行うケースでも、平均して5日間ほどで退院するケースが多いようです。ふだんの生活へ戻るために要する時間も、他の手術療法に比べて明らかに早いことがわかっています。
治療効果も非常にすぐれており、手術を必要とする子宮筋腫の患者の約9割で症状が改善しています。
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